はじめに
旅好きなら誰もが一度は憧れるバックパッカーの。
でも、実際に掛かる費用や周遊ルートなど疑問は尽きないいと思います。
そこで、筆者が実際に半年間のアジアバックパッカー時のルートと費用を大公開します。
アジア周遊ルートについて
わたし達は8カ国(日本、韓国、タイ、カンボジア、ベトナム、フィリピン、ミャンマー)、約65都市を6ヶ月間にわたって周遊しました。
途中所用で日本に帰らなければならなかったのでこのうち約1カ月間は日本に滞在しました。
6カ月間の合計費用
6カ月間の周遊でかかった合計費用はズバリ、1人当たり約76万円!!
安いと感じるか、高いと感じるかは人それぞれだと思いますが、
1ヶ月12万円ほどで済ませたい、と考えていた私たちにとってはまあまあ妥当な金額でした。
それでは、以下各国の詳細を見ていきましょう。
1カ国目 韓国

記念すべき1カ国目のバックパッカーは韓国からスタートしました。
韓国を選んだ理由はズバリ直感!が大きかったのですが、スイス人の彼の飛行機代が安かったのと、私もマイルで飛行機を取ることができたので選びました。
バックパッカー費用で最もお金が掛かるのが飛行機代なので一番効率の良いルートを考えることはとても大事です。
韓国滞在まとめ
滞在期: 12日間
訪問都市: ソウル(3泊)→慶州(2泊)→済州(3泊)→釜山(3泊)
合計金額: 1人約5万4千円
韓国はそれぞれの都市で全く雰囲気も違うのでとても面白いです。
ショッピングを満喫したいのであれば、ソウル、釜山。
歴史を感じたいのであれば慶州。
リゾート気分を満喫したいのであれば済州がお勧めです。
韓国で最も費用がかかったのが食事代。
観光地は特に値段が高めなので、安く済ませたい方は地元の食堂がお勧めです。
2カ国目 タイ

日本のお隣韓国からひとっ飛びしてタイへ。
釜山からLCCが出ているので飛行機代は割と安く済みました。
タイ滞在まとめ
滞在期: 29日間
訪問都市: バンコク(4泊)→プーケット(6泊)→クラビ(3泊)→サムイ(4泊)→パタヤ(3泊)→カンボジア&ベトナム→チェンマイ(3泊)→チェンライ(2泊)→チェンマイ(2泊)→バンコク(3泊)
合計金額: 1人約13万8千円
タイの滞在期間はなんと約1カ月!!
計画しているときは「タイに1カ月なんて長すぎでしょ」と思っていましたが、さすがは観光大国タイ!1カ月間は余裕で楽しめます。
タイは縦に長い国なので周遊ルートを悩んだ挙句初めにタイ南部を観光し、ほかの東南アジアの国を挟んで後からタイ北部へ戻ってくる、という作戦にしました。
東南アジアは陸続きなのでバスを駆使して陸路で移動すると出費を抑えることができます。
他の東南アジア諸国に比べると発展しており物価も高めです。
ホテルを早めに予約したり、ショッピングセンターのフードコートで食事をしたりすることで出費を抑えました。
3カ国目 カンボジア

タイからバスで国境を越え、カンボジアへ。このカンボジアがかなりの曲者でした。
カンボジア滞在まとめ
滞在期: 11日間
訪問都市: シエムリアップ(4泊)→プノンペン(6泊)
合計金額: 1人約8万6千円
11日間で8万6千円という東南アジアにしては驚異の物価の高さ。
私がバックパッカー疲れでいつもよりも少し高めの宿(といっても1泊2人で3千円弱)に泊まった、のもあるかもしれませんがそれにしても高い!!
その理由の1つが世界遺産アンコールワット。3日間入場可能なチケットが6500円と東南アジアにしてはかなりお高めの金額設定。
入場チケット以外にも、1日専属のトゥクトゥクを雇うと10ドルから15ドルほどプラスでかかるのでアンコールワット観光はかなり出費のかさむ観光スポットです。
それでもやはり、さすがは世界遺産。圧倒的なスケールで歴史を感じるスポットなので必見です。
そして、プノンペン滞在が6泊という長めの滞在。この原因がベトナムへの観光ビザ問題です。
ベトナムの入国、出国場所を間違えて申請していたため、再申請が必要となりこれに4日間ほど時間を要しました。
日本人でも2週間を超えてベトナムに滞在する場合には観光ビザが必要となるので、ルートが決定し次第早めに申請しましょう。
ちなみに筆者はカンボジアで盗難にあいました。
もしもの時のために、旅行保険をチェックしておくことはかかせませんね!
4カ国目 ベトナム

ベトナムのビザがようやく取れた後はカンボジアからバスに乗りベトナムへ。
ベトナム滞在まとめ
滞在期: 16日間
訪問都市: ホーチミン(2泊)→ニャチャン→ホイアン(1泊)→ダナン(3泊)→フエ(1泊)→フォンニャ(1泊)→ニンビン→ハノイ(5泊)
合計金額: 1人約5万3千円
ベトナムは何度でも行きたくなるようなとても良い国です。物価が安く、人が優しく、食べ物も美味しい、、バックパッカーにとっては最高な国です。
ベトナムは各都市をつなぐ夜行バスがあるので、うまく利用することでホテル代を節約することができます。身長が180cm以下の人であれば、足を伸ばして寝れるかなり快適な寝台バスなので断然お勧めです。
5カ国目 オーストラリア

東南アジアから一度日本に帰国しオーストラリアへ。
5年前に留学をしていたので、その時に見ていない都市を中心に周りました。
なので、ルートは割とめちゃくちゃです
オーストラリア滞在まとめ
滞在期: 27日間
訪問都市: ゴールドコースト(3泊)→ブリスベン(2泊)→サンシャインコースト(2泊)→グラッドストーン(1泊)→エアリービーチ(5泊)→ハミルトンアイランド→メルボルン(7泊)→パース(5泊)
合計金額: 1人約20万円
さすがはオーストラリア、東南アジアに比べると段違いの値段の高さです。
この値段の高さの原因が飛行機代。日本からの往復とオーストラリア内の移動の合計で8万2千円かかりました。
逆に、飛行機代を抜けばホテルや食事など1カ月のオーストラリアでの生活費は12万円弱。
ほとんど東南アジアと変わらない金額で過ごすことができました。
安く済ませるコツは自炊をすること。Airbnbを駆使しキッチン付きの宿を借りたことで食事代を浮かすことができました。
2020年6月現在、オーストラリアドルは1ドル=80円弱と以前に比べてかなり安くなっています。
このオーストラリアドル高のうちにぜひ、オーストラリアへ旅行へ行きたいですね!
6カ国目 フィリピン
フィリピン旅行の詳細については以下をご覧ください。

オーストラリアから日本へ戻り、お次はフィリピンへ。
正直、フィリピンにあまり期待をしていなかったのですが、絶対にまた戻りたい!と思うほどいろいろな意味で最高な場所でした。
フィリピン滞在まとめ
滞在期: 23日間
訪問都市: マニラ(2泊)→コロン(2泊)→エルニド(2泊)→プエルトプリンセサ(4泊)→ボラカイ(3泊)→セブ(1泊)→マラパスクア(1泊)→ボホール(3泊)→シキホール(1泊)→オスロブ(1泊)→セブ(1泊)
合計金額: 1人約13万5千円
フィリピンで最もお金がかかるのが移動費。
日本からフィリピンへはJALのマイルを使用して行ったので出費を抑えることができましたが、フィリピン内でも4回飛行機に乗ったので飛行機代だけで5万円ほどかかりました。7000以上の島がある国なので、行きたい島を事前にピックアップして効率よく周ることをお勧めします。
市内の移動手段はトライシルクが一般的で、ローカルと一緒に乗る場合は数十円で乗れてしまう破格の安さ。ローカル気分も味わえてとても楽しいのでぜひ、チャレンジしてみてください。
最終国 ミャンマー
フィリピンから飛行機で飛び、最終目的地ミャンマーへ。

ミャンマー滞在まとめ
滞在期: 18日間
訪問都市: ヤンゴン(2泊)→バガン(4泊)→マンダレー(2泊)→インレー湖(4泊)→ヤンゴン(2泊)
合計金額: 1人約6万円
ミャンマーは各地にバスが走っているので、移動は安くて簡単にできてしまいます。
お勧めは何といってもVIPバス。座席にはテレビ画面があり、バス内の軽食やドリンクまで配られ、まるで飛行機のような快適さで移動ができてしまいます。
他のバスに比べるとやや高めですが、安いバスはかなり揺れるので快適に乗れるVIPバスがお勧めです。
ほかの東南アジアとは少し雰囲気が違く、物価もとても安いのでバックパッカーに行くにはお勧めの国の一つです。
まとめ
旅行好きなら誰もが一度は憧れるバックパッカー。
周遊ルートや地域を工夫することでかなり値段を抑えて旅行をすることも可能です。
これからバックパッカーをしたい!と考えるお役立ちになればとても嬉しいです
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