はじめに
物価が世界一高い国として知られるスイス。毎回物価の高い都市をを表すランキングではいくつもの都市が上位にランクインし、スイスの物価の高さが伺えます。
果たしてスイスの物価は本当に高いのか。
日本からスイスに移住した筆者が実際に街やスーパーで見た物価を比べてみました。
スイスの物価
スイスの物価はみなさんがよく耳にしているように確かにとても高いです。
特にチューリッヒやジュネーブなど大都市ほど物価が高いという傾向にあります。
物価の高い一方で、スイスは世界一平均年収が高い国でもあります。
スイスの平均年収は月収52万円、つまり年間約620万円が平均年収で、日本の平均年収の300万円と比べると約2倍に当たります。
時給の最低額も22スイスフランで、レストランやベビーシッターとして働いたとしても、日本で正社員として働くのとあまり変わらないお給料をもらうことができます。
ただし、スイスの物価は日本の2倍くらいのものが多いため、スイスで暮らすには日本の2倍ほどのお金がかかります。
スイスで買える日本食についてはこの記事がお勧めです。
ビッグマック
日本価格 | 390円 |
スイス価格 | 739円 |
世界の物価の指数として使われるマクドナルド。
スイスはビッグマックの値段が世界一高い国としても知られています。
ビッグマック単品の値段はなんと6スイスフラン(720円)。
日本であればビッグマックセットが食べられる値段ですね。
もちろん、日本でおなじみの100円マックはここ、スイスではありません。
意外と知られていませんが、スイスのマクドナルドは100%スイス産の肉が使われています。この国産へのこだわりがマクドナルドの値段を高くさせている要因なのかもしれません。
スタバ 抹茶フラペチーノ
日本価格 | 490円 |
スイス価格 | 800円 |
スターバックスの抹茶フラペチーノの値段も1.5倍です。
日本の消費税が10%になったことにより、スターバックスの値段も上がり、フラペチーノが500円でも高いな、と思っていた筆者にとって、スイスのスターバックスはスーパー高級品です。
日本では400円ちょいで飲めるスターバックスラテもスイスでは6.1スイスフラン(720円)です。
スイスの他のカフェのコーヒー一杯の値段は平均4−5スイスフラン(480円ー600円)ほどなので他のカフェに比べても割高な印象です。
スイスに行った際にはスターバックスではなく、街中のカフェへ行くことがお勧めです。
なんと、スイスのスターバックスには学割制度があるそうで、学生証を提示すると20%オフになるそうです。
スイスの学校に通っている方はぜひ、この裏技を使って見てください。
人参 2,5kg
日本価格 | 1500円 |
スイス価格 | 240円 |
物価の高いスイスですが、野菜の値段はビックリとするほど安いです。
スーパーでの人参2.5キロの値段はなんと240円。日本での安い人参の5分の1以下の価格で購入することができます。
農家のとても多いスイスでは、野菜が大量に収穫できるため安いものだと思われます。
人参以外にも玉ねぎやジャガイモなどよく使う野菜はかなり安く購入できるので物価の高いスイスで節約するためのは野菜が重宝されます。
日本と比べて、野菜のひとパックの大きさがとてつもなく大きいので家族が少ない家庭は使うのに苦労します。
カップラーメン
日本価格 | 100円 |
スイス価格 | 300円 |

スイスのスーパーのもカップラーメンが販売されています。
筆者が購入したのは、なんと焼きそば!
日本と同様に薬味もついていてなんだかとても嬉しくなります。
価格は日本の3倍とかなりお高めですが、お味の方はなかなかのいまいちな味。
焼きそば、というなの焼きそばではない麺でした。
スイスのデパート GLOBUSの地下で購入できるので、気になる方は是非一度お試しあれ。
お醤油 500ml
日本価格 | 200円 |
スイス価格 | 600円 |

スイス生活をするのに欠かせないのが日本食。
スイスでもキッコーマンのお醤油が売っていますが、500mlで5.6スイスフラン(約650円)とやはり割高です。
スイスにもいくつものアジアンマーケットがありますが、商品の値段は全て日本の2倍から3倍くらいの値段です。
スイスのデパートの地下、GLOBUSにも日本の食材が販売しておりますが、梅干し15,9スイスフラン(1800円)と驚くような価格で販売しています。
スイスで日本の食材を購入することは可能ですが、できればスイスに移住する際や、一時帰国の際に大量に持って帰ってくることがお勧めです。
ランチ
日本価格 | 1000円 |
スイス価格 | 2000円〜 |

物価の高いスイスで特に高いな、と感じる瞬間がレストランへ行ったときです。
最近は、ランチセットでお得なメニューを提供しているところも増えましたが、
それでもサラダ、ドリンク、メインメニューで2000円はかかります。
かなりボリュームがあるので、お昼をレストランで食べればよるまでご飯はいらない、というほどの満腹感にはなりますが、やはり日本のレストランに比べるとクオリティは、、、という感じです。
物価の高いスイスで市民に愛さているB級グルメはケバブです。
トルコを初めとした東欧からの移民が多いスイスでは本格的なケバブを楽しむことができます。
ケバブは10スイスフラン(約1200円)でお腹いっぱいに食べることができる上に、味もかなり美味しいでの満足感を得ることができます。
お昼の時間帯は、学生やサラリーマンによりケバブのお店に行列ができているほどです。
スイスを訪れた際には1度は食べてみることをお勧めします。
まとめ
物価の高い、と言われるスイスですが、日本と比べてどれほど物価が高いかなんとなく感じていただけれることは出来ましたでしょうか。
平均年収が高いと言われるスイスですが、日本と同様に若いうちは給料が少ない人も大勢いるため、決して万人が裕福な生活を送っているわけではありません。
スイスでは趣向品は高い傾向にありますが、日常に必要なものは安い傾向にあります。
スイスへ旅行をする際は、「こんなに払うはずじゃなかったのに!」ということが起きないように、ぜひお店へ入る前や物を購入するときはしっかりと値段を確認してからお会計をするようにしてくだい。
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