宿泊

有馬温泉 バリアフリー|坂の温泉街を車椅子・高齢者で回る方法

・約15分で読めますすいすいトラベル 編集部
このページの要点

有馬温泉は坂と段差の多い温泉街で、街を歩いて回る前提で計画すると失敗します。成立させる鍵は「宿の送迎車を軸に、点から点へ移動する」こと。有馬温泉駅・バスターミナルからの送迎を持つ宿が複数あり、車いす対応の送迎車を用意している宿もあります。さらに、宿の選び方は「温泉に入れるか」で決まり、バリアフリーの貸切風呂・客室配湯・段差の少ない露天風呂のどれで入るかを予約時に決めておくのが正解です。

この記事は、車椅子を使う方・歩くのが不安なご高齢の方と有馬温泉に行きたい方のためのガイドです。有馬は神戸市内から約30分と近く、日本最古級の名湯として人気がありますが、温泉街そのものは坂道と細い路地で構成されています。だからこそ「どこに泊まり、どう移動し、どうやってお湯に入るか」を先に決める必要があります。

情報源:各宿の公式サイト(中の坊瑞苑「バリアフリーについて」=兵庫県福祉のまちづくり条例に基づく情報公開、有馬山叢 御所別墅「バリアフリー化状況について」、御幸荘 花結び公式)、兵庫県公式「ひょうごユニバーサルツーリズム」の施設情報、神戸市バリアフリー情報「有馬本温泉 金の湯」です(2026年8月時点)。寸法・設備は公式に明記があるものだけを数値で記載しています。

結論:有馬は坂の街。「宿の送迎」を軸に組めば成立する

有馬で「街歩き」を計画に入れないでください。宿の送迎で入り、宿の中で完結させ、行きたい場所へは送迎で移動する。この形にすると、有馬は一気に行ける場所になります。

有馬温泉は、六甲山の北側斜面に開けた温泉地です。神戸電鉄「有馬温泉」駅と阪急バスの有馬温泉バスターミナルが玄関口ですが、そこから温泉街の中心部へは上り坂になります。宿は斜面に沿って建っているため、宿と宿の間、宿と外湯の間には必ず高低差があります。京都や神戸市街のように「駅を出たら平坦な道を進む」という前提が、有馬では成り立ちません。

この地形はどうにもならない一方で、有馬の宿の多くは送迎を持っています。御幸荘 花結びは公式サイトで「有馬温泉駅までの送迎・有馬温泉内の目的地までの送迎をいたします」と案内しており、有馬山叢 御所別墅は「公共交通機関をご利用の場合、ご予約時におしらせください。有馬温泉に着かれましたらお電話いただき、車いす対応の送迎車にてお迎えにあがります」と明記しています。有馬グランドホテルも有馬温泉駅・バスターミナルからの無料送迎があります。

  • 「駅から宿まで歩く」を計画に入れない。送迎の有無で宿を絞る
  • 温泉街の散策は「送迎で目的地まで行き、その周辺だけ動く」形にする
  • 車で行く場合は、宿の駐車場から客室までの段差の有無を先に確認する
  • 外湯(金の湯)へ行くなら、宿の送迎で行けるかを予約時に聞く
  • 入浴方法(貸切風呂・客室配湯・段差の少ない露天)を予約時に決めておく
  • 食事は宿で完結させる前提で組む(外食は移動が発生し負担が大きい)

温泉街の地形とアクセス(歩ける範囲を見誤らない)

「駅から徒歩5分」は、有馬では平地の5分と同じではありません。距離ではなく高低差で読んでください。

有馬温泉へのアクセスは、神戸電鉄有馬線「有馬温泉」駅、阪急バスの有馬温泉バスターミナル、そして自家用車・タクシーが中心です。三宮・新神戸からは車でおよそ30分。距離としては近く、日帰りも十分に可能な場所です。問題は到着してからの数百メートルにあります。

区間実際の負担どうするか
有馬温泉駅・バスターミナル → 宿上り坂。宿によっては高低差がかなりある宿の送迎を予約時に依頼する(多くの宿が対応)
宿 → 金の湯(温泉街中心)坂と細い路地。人通りも多い送迎で行けるか宿に相談。難しければ無理をしない
温泉街の散策路階段・段差が点在行きたい場所を1〜2か所に絞り、送迎で近くまで行く
車で来る場合(駐車場 → 宿の玄関)宿により段差の有無が大きく違う「駐車場から客室まで段差なしか」を必ず確認する
神戸市街 ⇄ 有馬温泉車で約30分と近い介護タクシー・UDタクシーの手配も現実的(神戸 車椅子 タクシー

有馬でよくある失敗が、「駅から徒歩5分だから大丈夫」と判断してしまうことです。同じ5分でも、坂を上る5分は平地の何倍もの負担になり、車椅子であれば介助者にも相当の負荷がかかります。宿の公式サイトに書かれた「徒歩◯分」は健常者の平地換算ではなく坂込みの数字ですが、負担の大きさまでは表現していないという前提で読んでください。

宿の設備を実測値で比べる(公式で確認できた4軒)

有馬には、寸法まで公開している宿があります。兵庫県の福祉のまちづくり条例に基づく情報公開のおかげで、扉の幅やエレベーターのサイズまで事前に分かる宿が存在します。

公式サイトまたは兵庫県公式データベースで裏取りできた4軒を比較します。「記載なし」は公式に明記がなかった項目で、設備が無いという意味ではありません。ご自身の車椅子のサイズや必要な介助内容と照らして、必ず個別に確認してください。

宿客室入浴寸法・段差の明記送迎
有馬グランドホテル車いす使用者対応客室+UD配慮の一般客室バリアフリー貸切風呂「曙」(段差をなくし車いすのまま入れる・1室)/浴室に手すり客室内のトイレ・洗面所へ段差がある場合あり(介助空間なしのスライドドア)有馬温泉駅・バスターミナルから無料送迎
有馬山叢 御所別墅車いす対応客室「ヴィラ5号棟」大浴場は段差が多く車いす利用不可/ヴィラ5号棟は客室内に有馬温泉を配湯ロビー・レストラン棟入口幅150cm/屋外通路幅80〜100cm/トイレ開口部80cm/玄関車寄せ最大350cm/ヴィラ5号棟〜ロビー・玄関は段差なし予約時連絡で車いす対応送迎車が迎えに来る
中の坊瑞苑車椅子のまま利用可能な客室あり(洗面所のみ段差)記載なし(要問い合わせ)エレベーター横幅140cm×奥行134cm×高さ221cm(低位置ボタンなし)/一部を除き導線にスロープ/車椅子使用のまま使える公衆トイレは準備なし駐車場完備・発着対応可(車椅子専用スペースなし)
御幸荘 花結び館内はバリアフリーを意識した造り展望露天風呂は段差が少なく、浴槽に手すり専用駐車場から客室まで段差なし/1階にバリアフリートイレ有馬温泉駅までの送迎・有馬温泉内の目的地への送迎

有馬グランドホテル|車いすのまま入れる貸切風呂「曙」

三宮・新神戸から約30分、高台に建つ大型の温泉宿です。兵庫県公式のユニバーサルツーリズム情報によると、車いす使用者対応客室とユニバーサルデザインに配慮した一般客室を用意し、車いす対応エレベーター(低位置ボタン付き)車いす対応トイレ(一部オストメイト対応)を完備しています。浴室には手すりを設置し、段差をなくして車いすのまま入れるバリアフリー貸切風呂「曙」で名湯・金泉を楽しめます。刻み食やアレルギー対応食など、食事の配慮もあります。

有馬で「車いすのまま浴室に入れる」と公式に明記されている風呂は貴重です。有馬温泉に泊まって金泉に浸かりたい、という希望がある場合、まず検討すべき1軒になります。確認したいこと:貸切風呂「曙」は1室のみで、車いす対応客室・UD配慮客室も数に限りがあります。また客室内のトイレ・洗面所へは段差がある場合があり(介助空間なしのスライドドア)、身体の状況によっては事前確認が必須です。

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有馬山叢 御所別墅|寸法まで公開、大浴場は使えないが客室に配湯

公式サイトの「バリアフリー化状況について」で、通路幅や開口部の寸法まで具体的に公開している宿です。車いす対応客室は「ヴィラ5号棟」で、ヴィラ5号棟とロビー・レストラン棟および玄関までは段差がないと明記されています。ロビー・レストラン棟入口幅150cm、屋外通路幅80〜100cm、トイレ開口部80cm、玄関車寄せの幅は最大350cm。車いすの貸出は「折りたたみ式の小型のもの」です。

大浴場については「段差が多く、車いすでのご利用はできません」と明記されていますが、その代わりにヴィラ5号棟では客室内に有馬温泉を配湯しており、部屋で名湯を楽しめます。ここが重要な点で、「大浴場に入れない=温泉に入れない」ではないという選択肢を示してくれています。公共交通機関で行く場合は予約時に伝えておけば、到着後の電話で車いす対応の送迎車が迎えに来ます。

屋外通路幅が80〜100cm、トイレ開口部が80cmという数字は、大型の電動車椅子では通れない可能性がある寸法です。この情報が事前に分かるのは、宿にとっては勇気のいる公開ですが、利用者にとっては何より価値があります。ご自身の車椅子の全幅を測ってから検討してください。

中の坊瑞苑|エレベーターの寸法まで公開、ただし公衆の車椅子トイレはなし

公式サイトの「バリアフリーについて」で、兵庫県福祉のまちづくり条例に基づく情報を公開しています。出入口は自動ドアエレベーターは横幅140cm×奥行き134cm×高さ221cm(低位置ボタンは未設置)で、ロビーから客室へ車椅子で進めるよう完備。車椅子のまま利用できる客室があり、ただし「洗面所のみ段差がございます」と明記されています。導線には一部を除きスロープを設置。AEDと貸出用車椅子を用意しています。

重要な注意点として、公式に「車椅子使用のままご利用頂けるトイレはご準備がございません」と明記されています。客室のトイレを使う前提になるため、外出先での対応も含めて事前に段取りが必要です。駐車場は完備で発着対応も可能ですが、車椅子専用スペースはありません。なお12歳以下は入館できない大人向けの宿なので、三世代旅行には使えません。

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御幸荘 花結び|駐車場から客室まで段差なし、送迎が細やか

公式サイトで「館内はすべてバリアフリーを意識した造り」と案内している宿です。当館専用駐車場から客室まで段差なく入れるほか、展望露天風呂も段差は少なく、浴槽には手すりがついた設計。1階には車椅子の方やご高齢の方が利用できるバリアフリートイレがあり、車椅子の貸出も行っています。送迎は有馬温泉駅までの送迎に加え、有馬温泉内の目的地までの送迎にも対応します。

「温泉街の中を送迎してもらえる」というのは、有馬では相当に大きな価値です。坂で分断された有馬の街で、行きたい場所の近くまで車で運んでもらえるなら、金の湯や土産物店にも無理なく立ち寄れます。車で来る方にとっても、駐車場から客室まで段差がないという点は、荷物の多い到着時に効いてきます。

参考

老舗の兵衛向陽閣にも、車椅子利用者用客室・貸出車椅子・バリアフリートイレの案内が各所で見られますが、執筆時点で公式サイトの該当ページを確認できませんでした。検討される場合は、必ず宿へ直接ご確認ください(兵衛向陽閣の空室を見る)。

最大の壁は「入浴」。解は3つしかない

温泉宿選びの本質は「どうやってお湯に入るか」です。大浴場は構造上、対応が難しい。だから解は貸切風呂・客室配湯・段差の少ない露天の3つに絞られます。

有馬温泉に限らず、温泉旅行でいちばん多い失望は「泊まったけれど、お湯に入れなかった」です。原因は宿の姿勢ではなく、共同浴室という設備の構造的な限界にあります。大浴場は多人数が同時に使うため、浴槽の縁を低くしたり脱衣所に介助スペースを確保したりすることが難しい。実際、有馬山叢 御所別墅は「大浴場は段差が多く、車いすでのご利用はできません」と公式に明記しています。

では、どうするか。現実的な解は3つです。この3つのどれで入るかを、宿を決める前に決めてください。順番が逆になると、入れない宿を予約してしまいます。

方法有馬での該当例向いている人確認すること
① バリアフリーの貸切風呂を使う有馬グランドホテル「曙」(段差をなくし車いすのまま入れる)車椅子のまま浴室まで行きたい方1室しかないため予約可否と枠の確保。介助者の同伴可否
② 客室に配湯された風呂を使う有馬山叢 御所別墅「ヴィラ5号棟」(客室内に有馬温泉を配湯)人目を気にせずゆっくり入りたい方浴槽の高さ・出入りの動作。介助スペースがあるか
③ 段差の少ない露天・手すり付きの浴槽を使う御幸荘 花結び(展望露天風呂は段差が少なく、浴槽に手すり)自力で少し歩ける方、介助者と一緒の方脱衣所から浴槽までの動線。滑り止め・シャワーチェアの有無

なお、入浴介助そのものを宿に依頼できるかどうかは施設ごとに大きく異なり、対応していないと明記している施設もあります。「介助してもらえるだろう」という前提は持たず、同行者が介助する前提で組み、そのうえで宿に相談するのが確実です。入浴用の車椅子(シャワーキャリー)が必要な場合も、貸出の有無を必ず事前に聞いてください。

日帰りで楽しむ:金の湯と太閤の足湯

泊まらなくても有馬は楽しめます。神戸市営の「金の湯」は設備が整っており、建物前の足湯は無料。入浴が難しくても、金泉に触れることはできます。

有馬温泉の中心にある神戸市営の日帰り温泉「有馬本温泉 金の湯」(神戸市北区有馬町833/078-904-0680)は、神戸市のバリアフリー情報で設備が公開されています。建物の主な外部出入り口は平坦、敷地内通路にはスロープ障害者対応トイレ・洋式トイレを備え、昇降設備としてエレベーター・車いす対応エレベーター・点字音声付エレベーターを設置。車いす貸出しもあり、受付案内、AED、おむつ交換台(ベビーベッドは女湯のみ)が確認できます。駐車場は周辺に一般駐車場(有料)と、肢体不自由者等乗降所(無料)があります。

そして有馬でぜひ知っておいてほしいのが、建物前にある無料の「太閤の足湯」です。入浴そのものが難しい方でも、茶褐色の金泉を足元から体験できます。着替えの必要がなく、車椅子のまま横づけして足だけ浸かるという楽しみ方もでき、「温泉に来たのに何もできなかった」という結末を避けられます。温泉街の散策で疲れた足を休めるのにも向いています。

注意点:金の湯の浴室そのものの車いす利用可否や介助の詳細は公式に明記がありません。入浴を検討する場合は、事前に金の湯(078-904-0680)へ直接確認してください。また、有馬温泉のもうひとつの大型日帰り施設「太閤の湯」については、公式サイトでバリアフリーに関する記載を確認できませんでした。利用を検討される場合は、施設へ直接お問い合わせのうえご判断ください。

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1泊2日モデル(送迎前提・歩く距離を最小に)

移動を「点」でつなぎます。駅から宿へは送迎、宿から外湯へも送迎。街を歩き通す計画にしないことが、有馬を楽しむ最大のコツです。

時刻行動ポイント
1日目 14:00三宮からタクシーまたは電車・バスで有馬へ(車で約30分)介護タクシーを使う場合は前日までに手配
1日目 14:40有馬温泉駅・バスターミナル到着 → 宿へ電話 → 送迎車「駅から歩く」を計画に入れない。到着時刻を宿へ伝えておく
1日目 15:00チェックイン、客室で休憩移動直後は必ず休む。ここで無理をすると夜まで響く
1日目 16:30貸切風呂または客室風呂で入浴(予約枠)枠は予約時に押さえておく。当日申込では取れないことが多い
1日目 18:00夕食(部屋食または館内レストラン)食事形態の希望は予約時に申し込み済みにしておく
2日目 9:00朝食後、ゆっくり支度チェックアウト時間を宿に確認し、余裕を持つ
2日目 10:30送迎で金の湯周辺へ。太閤の足湯で金泉を体験入浴が難しくても足湯なら参加できる
2日目 12:00送迎で駅・バスターミナルへ、または宿から直接タクシーで神戸市街へ帰路も送迎か車。歩いて坂を下りない

この行程の要は、1日目に1か所(宿)、2日目に1か所(金の湯周辺)しか入れていないことです。物足りなく見えるかもしれませんが、有馬は坂の街です。予定を減らして休憩を増やしたほうが、結果的に「また来たい」と思える旅になります。神戸市街と組み合わせる場合は、有馬に泊まって翌日に市街へ下りる形にすると、体力配分がうまくいきます(神戸 旅行 バリアフリー)。

予約時に必ず伝える・聞くこと

有馬では「送迎」と「入浴方法」の2つを最初に確定させてください。この2つが決まれば、あとは通常の宿泊と大きく変わりません。

  1. 送迎の可否と車両:有馬温泉駅・バスターミナルからの送迎はあるか。車椅子のまま乗れる車両か、それとも移乗が必要か
  2. 駐車場から客室までの経路:車で行く場合、段差はあるか。玄関の車寄せの幅は足りるか
  3. 入浴の方法:貸切風呂・客室風呂・大浴場のどれを使うか。車椅子のまま入れるか。介助スペースはあるか
  4. 貸切風呂の予約:枠を予約時に押さえられるか。介助者の同伴は可能か。入浴用車椅子の貸出はあるか
  5. 客室内の段差:トイレ・洗面所への段差、扉の種類と幅(引き戸か開き戸か)
  6. 館内のトイレ:車椅子のまま使える公衆トイレがあるか(無いと明記している宿もある)
  7. 食事:刻み食・ミキサー食・アレルギー対応の可否と申込みの締切。部屋食にできるか

この7つを電話で伝えると、宿側も「何を準備すればよいか」が分かるため、当日の対応が段違いに良くなります。手配をまとめて相談したい場合は、神戸ユニバーサルツーリズムセンター(078-381-6470)が宿の手配まで対応しています。

やりがちなNGと正解

❌ やりがちなこと⭕ こうすればOK
「駅から徒歩5分」を平地の5分だと思って計画する坂と高低差がある前提で、宿の送迎を必ず手配する
温泉街を歩いて散策する計画を入れる送迎で目的地の近くまで行き、その周辺だけ動く
「温泉宿だから入浴できる」と思い込む貸切風呂・客室配湯・段差の少ない露天のどれで入るかを予約前に決める
貸切風呂を当日に申し込む枠は限られるため、宿泊予約と同時に押さえる
入浴介助を宿がしてくれる前提で行く同行者が介助する前提で組み、そのうえで宿に相談する
食事の相談を到着後にする刻み食などは事前申込制。予約と同時に申し込む
大型の電動車椅子で、通路幅を確認せずに予約する屋外通路幅80〜100cm等の公開値と自分の車椅子の全幅を照合する

よくある質問

Q有馬温泉は車椅子でも楽しめますか?
宿の送迎を前提にすれば十分に楽しめます。有馬は六甲山の斜面にある坂の温泉街で、駅から宿、宿から外湯までのすべてに高低差があるため、街を歩いて回る計画は現実的ではありません。一方で、有馬温泉駅・バスターミナルからの送迎を持つ宿が複数あり、有馬山叢 御所別墅のように車いす対応の送迎車を用意している宿もあります。移動を送迎でつなぎ、宿の中で完結させる形にすれば、有馬は行ける場所です。
Q車椅子のまま入れるお風呂はありますか?
有馬グランドホテルには、段差をなくして車いすのまま入れるバリアフリー貸切風呂「曙」があると兵庫県公式のユニバーサルツーリズム情報に記載されています。ただし1室のみのため、予約時に枠を確保できるか必ず確認してください。また有馬山叢 御所別墅の車いす対応客室「ヴィラ5号棟」は客室内に有馬温泉を配湯しており、部屋の風呂で金泉を楽しめます(大浴場は段差が多く車いすでの利用はできないと明記)。
Q入浴が難しいのですが、それでも有馬に行く意味はありますか?
あります。神戸市営「金の湯」の建物前にある「太閤の足湯」は無料で、着替えなしに茶褐色の金泉を足元から体験できます。金の湯自体も、神戸市のバリアフリー情報によると平坦な出入り口、スロープ、障害者対応トイレ、車いす対応エレベーター、車いす貸出しを備えています。ただし浴室そのものの車いす利用可否は公式に明記がないため、入浴を検討する場合は金の湯(078-904-0680)へ直接ご確認ください。
Q大型の電動車椅子でも泊まれますか?
宿によります。有馬山叢 御所別墅は公式サイトで屋外通路幅80〜100cm、トイレ開口部80cmと公開しており、この数値は大型の電動車椅子では通れない可能性があります。中の坊瑞苑はエレベーターの寸法(横幅140cm×奥行134cm×高さ221cm)を公開しています。まずご自身の車椅子の全幅・全長を測り、その数字を伝えて宿に可否を確認するのが確実です。寸法を公開している宿は、この照合ができる点で選びやすい宿だと言えます。
Q有馬温泉に車椅子のまま使えるトイレはありますか?
施設によって異なります。金の湯には障害者対応トイレがあると神戸市のバリアフリー情報で確認できます。一方、中の坊瑞苑は公式に「車椅子使用のままご利用頂けるトイレはご準備がございません」と明記しており、宿によっては館内の公衆トイレが使えません。有馬でトイレを確認する際は「客室のトイレ」と「館内の公衆トイレ」を分けて聞くのが確実です。なお当サイトのおたすけマップは京都・大阪のみの収録で、兵庫には対応していません。

有馬温泉は、坂という条件をそのまま受け入れて「送迎で点をつなぐ」設計にすれば、移動に負担がかかる方でも十分に楽しめる温泉地です。宿は入浴方法から逆算して選び、行き先は絞る。この2点で旅の満足度は大きく変わります。神戸市街と組み合わせた計画は神戸 旅行 バリアフリー、神戸市内の宿は神戸 ホテル バリアフリーをご覧ください。

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※ 設備や運営状況は変わることがあります。お出かけ前に各施設の公式情報で最新をご確認ください。 本記事は2026.08.03時点の情報をもとに、すいすいトラベル編集部が作成しています。