沖縄美ら海水族館で電動モビリティ「ウィル」の無料貸出|借りる場所は水族館の中ではありません

沖縄4分で読めます

取り上げた発表

WHILL株式会社水族館では全国初!沖縄美ら海水族館で近距離モビリティ「ウィル」導入(2026年8月19日発表)

発表の原文を見る(外部サイト)
このページの要点

沖縄美ら海水族館に、免許のいらない近距離モビリティ「ウィル(WHILL Model C2)」が4台導入されたとWHILL株式会社が2026年8月19日に発表しました。料金は無料、先着順で事前予約はできません。貸出場所は水族館の館内ではなく、海洋博公園内のP7立体駐車場1Fです。利用には「体重115kg以下」「座ったときに足置きに足がつく」「操作に必要な注意力がある」という条件があります。

何が変わるのか

海洋博公園は、水族館だけでなく植物園や海洋文化館なども含む広い公園で、園内には駐車場が9か所あります。歩く距離が長いこと自体が、この場所のいちばんの負担でした。今回の発表は、その移動を助ける電動の乗り物として「ウィル」が入った、という知らせです。

公園の公式案内では、以前からP7立体駐車場1Fで「電動車いすの無料貸出(台数に限りあり・先着順)」が案内されています。今回の4台がその枠に加わったのか、従来の電動車いすと入れ替わったのかまでは、発表にも公式ページにも書かれていません。当日どちらが借りられるかは現地で確認してください。

WHILL社は今回の導入を「水族館では全国初」としています。これは同社の発表による表現で、当サイトが独自に他館の状況を調べて確かめたものではありません。

料金・台数・条件(発表の内容)

項目発表の内容
料金無料
台数4台(WHILL Model C2)
貸出場所国営沖縄記念公園(海洋博公園)内 P7立体駐車場1F
予約できない(先着順)
利用条件体重115kg以下/着座時に足置きに足がつく/操作に必要な注意力を備えていること
年齢制限発表には記載なし
貸出開始日発表には記載なし

4台・先着順・予約不可という3つが重なるため、確実に借りられる乗り物として計画に組み込むのは避けたほうが安全です。借りられたら助かる、くらいの位置づけにして、次の「借りられなかったときの代わり」も一緒に頭に入れておくと当日あわてません。

借りるのは水族館の中ではない

見落としやすいのがここです。貸出場所はP7立体駐車場の1階で、水族館の館内ではありません。公園の公式案内でも、車いす・ベビーカーの貸出所はP7立体駐車場1Fと各ゲート・案内所であることが示されています。先に館内へ入ってしまうと、借りるために外へ戻ることになります。

  • 電動(ウィル)を借りたい:まずP7立体駐車場1Fの貸出所へ。車で行くなら駐車場の選び方がそのまま動線になります
  • 手押しの車いす・ベビーカー:P7のほか、備瀬ゲート・南ゲート・総合案内所(ハイサイプラザ)・各施設案内所でも無料で借りられます
  • 館内の上下移動:水族館には1階・3階・4階をつなぐエレベーターがあります
  • トイレ:水族館内の主要エリアと園内各所にバリアフリー対応トイレがあります(配置は館内バリアフリーマップに記載)

電動が向く人、手押しで足りる人

ウィルは自分で操作して動く乗り物です。発表にある条件(体重115kg以下・座って足置きに足がつく・操作に必要な注意力)を満たす方が対象で、介助者が押して使うものではありません。

  • 向いているのは:長い距離を歩くのがつらいけれど、自分で操作はできる方。ふだんは杖や手すりで歩ける方の「歩き疲れ対策」としても効きます
  • 向かないのは:座位を保つのが難しい方、操作の判断が難しい方。この場合は手押しの車いすを借りて介助者が押すほうが安全です
  • ご高齢のご家族と行く場合:本人が「車いすはまだ早い」と感じていても、電動モビリティなら受け入れやすいことがあります。ただし操作に慣れる時間は要ります

借りられなかったときの代わり

4台しかないので、借りられない日も当然あります。公園には別の移動支援が用意されています(いずれも公園公式の案内)。

  • 遊覧車:身体障がい者手帳・療育手帳・精神障がい者保健福祉手帳の提示で料金が免除されます
  • 公園パトロールカー:園内の移動が難しい方向けに、個人1〜3名まで利用できます。台数が1台のため待ち時間が出ることがあります
  • 手押しの車いす:P7のほか各ゲート・案内所で無料貸出。電動が空いていなくても、こちらは選択肢が多く残ります
  • 入館料:手帳をお持ちの方は等級を問わず免除、付き添いの方も1名まで免除されます

ほかにウィルを借りられる場所

同社は空港でも貸出を広げています。羽田空港第2ターミナルでは、1階タリーズコーヒー付近の「MoVAカウンター」で2026年6月15日から12月31日まで貸出を実施(発表による)。こちらは1日5,000円(税込)で事前予約が必要、返却は同じカウンターです。無料・先着の美ら海とは条件がまったく違うので、混同しないでください。

旅の出発地で借りて現地まで持って行くのか、行き先の施設で借りるのか。借りる場所によって料金も予約の要否も変わるのが、いまの電動モビリティの実情です。

Q予約して確保しておけますか?
できません。発表では「先着順 ※事前のご予約はできません」とされています。公園公式のバリアフリー案内でも、貸出は予約を受け付けておらず先着順と案内されています。
Q何台ありますか?
発表によると4台(WHILL Model C2)です。混み合う時期は借りられないことを前提に計画してください。
Q水族館の入口や館内で借りられますか?
貸出場所として発表・公式が示しているのは海洋博公園内のP7立体駐車場1Fです。館内での貸出については案内がありません。館内に入る前に立ち寄るのが確実です。
Qいつから借りられますか?
発表に開始日の記載がありません。お出かけ前に海洋博公園・美ら海水族館の公式案内でご確認ください。
Q手帳があると入館料はどうなりますか?
水族館の公式案内では、身体障がい者手帳・療育手帳・精神障がい者保健福祉手帳をお持ちの方は等級を問わず入館料が免除され、付き添いの方も1名まで免除されます。

※ 本記事は上記の発表をもとに2026年8月21日時点でまとめたものです。 発表後に内容が変更されることや、発表では触れられていない設備・条件があります。 ご利用前に各施設の公式情報で最新をご確認ください。